多様な仲間を認め合う環境で
ユーザー本位の開発に努める

キリングループ出向中

顧 奕豊さん

理系 2018年入社

担当業務のご紹介

業務改革推進プロジェクトに所属しています。キリングループで製造、販売、会計など個別システムを統合するためのSAP導入を進める役割を担っています。

親身になって相談に乗ってくれた先輩の言葉が入社のきっかけ

大学では応用情報工学を学び、システムエンジニアを目指していました。学生時代からキリングループの商品が好きで、その仕事に関わりたかったこと、先輩社員や人事担当者と会ったときに雰囲気がとても良かったことなどが、キリンビジネスシステムで働きたいと強く思うようになった動機です。

複数の会社から内定をいただいて悩んでいたときに、先輩社員や人事担当者から「自分がやりたいことができる会社をじっくり考えて選んだ方が良い」とアドバイスをもらったり、不安がなくなるまで話を聞いてもらったりしました。私自身の立場になって真剣に考えてくれていると感じたことも、入社した大きな理由ですね。

入社後は、システムの基礎的な研修を受けた後、SAPのプログラミングを学び、開発会社に2ヶ月ほど常駐して開発現場を経験しました。そして、2018年12月に現在の業務改革推進プロジェクトに配属され、システムエンジニアとして調達分野のシステム開発や、システム切り替えに伴う教育支援を担当しています。

具体的には、全国にある工場にてシステムを使う社員の意見を聞き、その要望に応えられるように開発に取り組み、同時にシステムの操作説明を行なったり、説明資料を作成したりしています。そのため、システムエンジニアとしての専門知識だけではなく、システムを使用する現場とコミュニケーションが必要不可欠となりますので、システムと業務知識の両方を学ぶことに繋がっています。

人との関わりが重要視される環境で鍛えられたコミュニケーション力

私にとって大きな成長を実感できたのは、コミュニケーションの精度を高められたことです。正直なところ、学生時代は自分中心に物事を考えて行動することも少なくありませんでした。しかし、キリンビジネスシステム(以下、KBS)ではさまざまな人との関わりによって仕事が進みますので、決して自分一人だけの判断では仕事が成立しません。
そのような環境だからこそ、仕事におけるコミュニケーションの重要性を肌で感じ、そのコミュニケーションの精度を高めることに積極的になれたのだと思います。
特に新しいシステムの運用方法について、システムを使う社員に説明する場合には、チーム内で相談しながら事前にシステムを使う社員の業務知識をインプットします。それによって、システムを使う社員の本当の悩みを突き止めて、かゆいところに手が届くような説明を行えるように努めています。

中国の文化も尊重してもらえる「多様性」がキリンビジネスシステムの魅力

KBSの魅力は、やはり社員一人ひとりが優しいことですね。入社直後は、理解できるまで同じ質問を繰り返すこともあったのですが、その度に先輩社員は丁寧に説明してくれました。
また、システム開発の知識だけでなく、ビールの製造方法などの知識を学べることも大きな魅力です。実際、工場を訪問して製造現場を見学したこともありますが、このような体験はキリングループだからこそ得られるメリットではないでしょうか。

また、KBS の7つのビジョンの一つにある「多様性」も大きな魅力の一つです。私は、中国出身ということもあり、どうしても物事の言い方がストレートになってしまいがちなのですが、周囲はそれを”個性”として受け入れてくれますし、中国の文化にも興味を示してくれています。さらに現在参加している業務改革推進プロジェクトには中国人も多く、お互いに日本人とは少し異なる新しい意見をどんどん出しあってシステムの質を高めていくことに積極的です。

分からないことこそ積極的に探求

相手の立場に立って物事を考えること。それが、仕事をする上で一番大切にしていることです。業務改革推進プロジェクトには、キリングループの現場でシステムを使う社員に加え、協力会社の方々も参画しています。そうした異なる立場の人同士が、プロジェクトを達成させる仲間として、互いに認め合いより良い関係を築いています。

また、度々分からないことも発生しますが、決して分からないままにはせず、しっかりと探求したり、分かる人に積極的に質問したりして、都度クリアするようにしています。このとき、分かる人に質問をするのは少しの勇気を必要としますが、理解しないまま仕事を進めても、求められる成果を挙げることはできません。また、分からなかったがために、大きなミスに繋がり、これまでに費やした時間が無駄になってしまう可能性さえあります。

特に計画書を作成する際は、上司に何度も質問をして自分が完全に理解したうえで取りかかりるようにしています。そのような質問に対して、積極的に応じてくれる上司の存在はとても貴重です。

フレックス勤務を活用して新しいことにもチャレンジ

開発の仕事をしているので、納期があるときはたまに残業をすることもあります。その場合の残業時間は2~3時間ですが、KBSのフレックス勤務制度によって翌日は遅めに出社するなどを自分でコントロールできますので、まったく問題はありません。

また、このような働き方のコントロールによって、基本情報技術者試験の資格も取得することができました。フレックス勤務を活用して勉強時間を十分に確保することができ、両立に対してそこまで難しさを感じることはなかったです。ちなみに今は、応用情報技術者試験の勉強をしています。今後、運用・保守をするにあたってもっと詳しい知識も必要になるので、将来的にはSAPの資格も取得したいと考えています。

「これだけは譲れない」という信念が就職活動を左右する

就職活動を始める前は、外国人の自分が日本で就職できるだろうかと思い、とても不安で憂鬱でした。しかし、KBSの「一人ひとりの個性を尊重する社風」に触れたことで、そんな気持ちはいつの間に消えていました。

内定をもらったときの大きな達成感は今でもはっきりと覚えています。私は、日本での6年間の留学を経てKBSに入社しましたが、就職活動は6年間の中で最も自分のことを考えた濃厚な時間でした。

その経験を踏まえて私が思うのは、就職活動では「これだけは譲れない」という軸をもつことが大切だということです。この軸が定まっていないと周囲に流され、無駄な時間と労力を費やしてしまいます。

「大企業だから」「友達が受けているから」ではなく、自分の軸に見合った企業を訪ねて、自分の肌で感じたことを基準にして就職活動をすることをおすすめします。自分自身が納得できるまで、就職活動を全力で楽しめば良いのです。

トップへ戻る